シュールの意味と使い方!分かりやすさを徹底的に追及した

シュールな笑い、シュールな映画など最近、やたらとシュールを使う人がいますよね。

そんなシュールを辞書で調べて見ると・・・

[名]「シュールレアリスム」の略。「―の詩人」
[形動]表現や発想が非日常的・超現実的であるさま。「―な建築物」

出典元 goo 辞書

こう書かれていて、例えば、シュールな笑いをこの辞書の意味で考えると非現実な笑いになります。

非現実的な笑いって何?意味不明なんだけど!

って思いますよね。このようにシュールには色々な意味・使われ方があって理解しづらい言葉なんです。なので、今回はシュールの意味を分かりやすく解説していきます。

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シュールの3つの意味

まずはシュールな例を見てみましょう。

最近、シュールという言葉がピッタリだなと思ったのが「うどんのうーやん」という絵本。これがとにかくシュールすぎなんです。

まず、人手が不足しているうどん屋のうどんが自分で出前に行くという斬新な内容。さらに、その中の1ページにうーやんが川に遭遇する絵があります。そこでの一言が・・・

渡るしかないやろ

です。

「えっ、どうやって渡るの?全部流されちゃうじゃん!」て思いましたね。

こんな感じでとにかくシュールなんですよ。(ぜひ、気になったら見てみてくださいね。)

では、このシュールはどんな意味なのか、実はシュールには大きく・・・

  • 非日常的・非現実的
  • 変な物・事
  • 奇抜・芸術性が高い
  • の3つのあります。それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

    非日常的・非現実的という意味

    まず、シュールには非日常的・非現実的という意味があります。

    例えば、先ほどの「うどんのうーやん」を思い出してください。まず、うどんが自分で出前に行くという非現実的な設定。そして、川を見て「渡るしかないやろ」という一言も非現実的ですよね。←ごちゃごちゃ考えずに、やらないといけない事をやるという点がポジュティブで良いですが…

    なので、このような非現実的な事や非日常的な事をシュールと言います。

    変な物・事

    2つ目は変な物・事という意味。

    1つ目は現実・日常とは違うという意味でしたが、ここからシュールとは普通・常識とは違う時に使う言葉だと思い、非現実的だけではなくても、ただ単に変な物・事を見たときや体験した時にも使われます。

    奇抜・芸術性が高い

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    3つ目は奇抜・芸術性が高いという意味。分かりやすく言い換えるとすご過ぎて理解することができないという意味です。

    私が昔、読んだ小説に阿部公房さんの「赤い繭」があるのですが、これが芸術性が高過ぎで全く理解できないんです。小説の内容は、帰る家がない男性が自分の家を探すところから始まり。最終的には休める家をもとめて公園のベンチを家としようとしますが、警察官に追い出されてしまいます。

    それから歩き回っていると・・・

    「おや、誰だおれの足にまつわりつくのは?
    これはねばりけのある絹糸だ。」

    と片足から糸が出ていき・・・

    「そして、ついに俺は消滅した。後に大きな空っぽの繭が残った。」

    と最後は自分が空っぽの繭になって終わりです。

    何か文学的なものはものすごく感じるんですけど、主人公は何者か、なんで足から糸が出て繭ができるのか、さっぱり理解できませんでしたね。

    このように理解できないほど奇抜・芸術性が高いものがシュールです。また、この意味のシュールには凡人の私には天才の考えることは分からないという皮肉の意味も含まれている事がよくあります。

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    シュールの使い方

    シュールのほとんどが・・・

    • シュールな〇〇
    • 〇〇がシュールだった

    の2パターンで使われます。

    例えば、非現実的・非日常的な意味で使うと

    さっき、亀に首輪をつけて散歩している人がいた
    それはシュールな光景だったね。

    こんな感じ。

    奇抜・芸術性が高過ぎて理解できないという場合は・・・

    昨日、友達と東京のダリ展に行って来たんだ。
    あっ、そこ私も行ったことがある。あそこに展示してある絵、シュールすぎて一つも理解できなかったよ。

    このような使い方をします。

    また、最近はテレビや会話でシュールな笑いとよく使われます。その代表例と言えるのがこの動画でしょう。

    意味は全く理解できませんが、何か面白い所があって笑ってしまいますよね。このような全く意味は分からない、なんか変だけどなぜか笑ってしまうことをシュールな笑いと使います。

    シュールの由来はシュールレアリズ(超現実主義)

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    そもそもシュールという言葉はシュールレアリズムという昔にあった芸術運動の名前を省略した言葉で、意味は超現実主義です。でも、超現実主義とだけ言われてもサッパリ意味がわかりませんよね。

    よく言われるのが現実を超えた=非現実という意味ですが、本来の思想は少し違って、意識していない人間の無意識にこそ、本当の現実があるという意味です。

    例えば、人間は夢を見ますが、あれは無意識ですよね。その夢にこそ人間が考えている心の深い部分がある(本当の現実)ということです。

    また、美術の教科書にぐちゃぐちゃになっていたり・溶けている時計、燃えているキリンなどの絵があったのは覚えていませんか?あれがシュールレアリズムの時に書かれた絵で、ダリが描いたぐちゃぐちゃの時計の絵には「形の定まった固定したものに対する執着と形の定まらないものに対する無意識な執着」という意味があると考えられています。

    つまり、もとの由来は非現実という意味ではなく、人間の無意識にこそ心の奥深い部分(現実)があるという超現実主義という意味でした。

    そして、このシュールレアリズが少し転じて今の・・・

    • 非現実的・非日常的
    • 変な物・事
    • 奇抜で芸術性が高い

    という意味でシュールが使われます。

    最後に

    最後にシュールすぎる映画を1つ紹介します。それは「ナイスの森」という映画。非現実的な内容の映画はたくさんありますが、これは次元が違います。

    まず、これはいくつかの短編がまとまっている映画で意味の分からない漫才から始まります。そして、宇宙船みたいな物で男の人がその漫才の映像を見ているシーンに移ります。

    おっ、ここから近未来的な物語が始まるのかなと思ったら、いきなり少女が白い宇宙空間に出てきて、ブラックホールに吸い込まれたと思ったら部屋から出てきて勉強をやり始め、

    「宿題なんかなければいいのにな」

    と一言つぶやいて1つの短編が終わりです。

    ここまで内容が分からない映画はあるのかというくらいシュールな映画です。とにかく奇抜・非現実的で変わっている内容しかないのですが、その、シュールすぎる所に面白さがあって思わず笑ってしまうシーンがありました。なので、ぜひ、時間があれば見てみてくださいね。

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