教授・准教授・講師・助教・助手の違い!大学の役職一覧はコレ

大学には教授・准教授・講師・学部長・学長・・・などたくさんいますよね。

そこで気になるのがどの役職の人が偉いのかという事。特に教授と准教授は何が違うのか疑問ですよね。

また、ノーベル賞の受賞者のニュースでは・・・

〇〇大学特別名誉教授 82歳

と書かれていて80歳を超えているのにまだ教授として授業をやっているの?と思ってしまいますよね。

そこで、今回は教授と准教授の違いや大学にある役職ををすべて説明していきます。

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どの役職が一番偉い?

大学にある役職を偉い順に並べると

助手・助教→講師→准教授→教授

で教授が一番、偉いです。

ただ、ここまで種類があると誰が何をしているのか分かりませんよね。

そこで、もしも、教授になるとしたらどんな道のりなるのか見ながら、それぞれのお仕事や違いを紹介していきます。

助手・助教・講師・准教授・教授の違い!

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実はいきなり教授になることはできません。これを会社に例えると入社していきなり部長になるのと同じくらいですね。

そして、教授になる一般的な方法では博士号を取るのが必須条件なので、まずは、大学院で必死に論文を書いて、博士という学位を取ります。無事に博士を取得できる事が決まったら次はいよいよ就職活動です。なんと、この時にはもう27歳。

このように教授になるには大学に就職することになりますが、これがまた大変なんです。試しみに求人を見てみるとこんな感じ。

機関名
○○大学
部署名 経済学部 経済学科
機関種別 私立大学
職種 常勤専任講師相当
研究分野 社会学科・経済学部
待遇 給与:本学給与規程に基づく
休日:日曜日(場合によっては出勤になる事があります)
雇用期間:本学雇用規定に基ずく
勤務地 東京・神奈川
応募資格 1.本学の理念に賛同するもの
2、博士の資格をゆうするもの
3、日本語で教育ができるもの
募集人員 一人

まず、自分の就職したい大学の求人が出ることはほとんどありません。さらに助教・講師の募集も定員がわずか1名。これにたくさんの人が殺到するわけです。

また、採用試験は面接で、当然、出身大学・研究実績も大切ですが、採用を決めるのはその大学の教授です。

なので、そこで問題なのがコネで採用されることですね。採用の決定権を持つ教授の研究室にいた学生のほうが安心できますし、信頼感もあって親しい関係になっているので、よくコネで採用されます。

助教・助手とは

このように学生時代にコビを売りながら、大変な思いをしてやっとなれた助教・助手。それでも年収は600万円くらいで決して安くはないですが、高収入ではありません。

ただ、助教と助手って何が違うって思いますよね。実は名前の通り、教えるのを助ける助教は授業を持てますが、手伝うだけの助手は授業を持たないという違いがあります。

助教は授業を持てると言ってもまだ大学内では一番下の立場。主に主要授業科目以外の授業や実験・演習の授業を行います。

それに対して、助手は実験の準備をしたり、資料の整理整頓が仕事です。実際に企業に勤めていた社会人に博士号を取らせて教授にするため期間として一時的な役職になることもあります。

また、助教・助手にならなかったらたいていはポストドクター(ポスドク)になる人が多いです。ポスドクのドクターは医者ではなく博士という意味で、博士号を取得した研究員という事です。

ほとんどの人が助教になることを目指して研究をするのですが、ポスドクでいられる期間は3年と決まっていて、その間に・・・

  • 論文をたくさん書いて、研究実績がある事
  • うまく助教の席が空く事

この条件が揃えば、助教に昇格することができます。ただ、全員が必ず助教になれるわけではありませんし、給料も年収300万円くらいなのでとてもキツイ生活と言えますね。

ただ、順調に進み助教になれたら次はいよいよ准教授です。っと、その前に講師って聞いたことありませんか?

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講師とは

講師とは准教授とほとんど同じです。2007年に大学の役職が変わって少しややこしくなっているんです。

2006年まで

助手→講師→助教授→教授

という流れで昇格していきました。助手は今と同じ手伝いだけで、やっと授業を持てるようになったのは講師になってからでした。

2007年以降

助手、助教→講師→准教授→教授

しかし、2007年になってこのように変わりました。この講師も常に勤務する常勤講師と授業時間のみ勤務する非常勤講師があるのですが、実際の仕事は准教授とほとんど同じです。なので、

准教授にしてあげたいけどまだ少し論文が足りないな
ちょっとまだ若すぎるなぁ〜

といった准教授になる前の一時的なポジションとして置かれます。

実際に年収も700万と准教授(800万円)とほとんど変わらず、准教授になってから持てる自分の研究室も大学によっては講師から持てます。なので、講師と書いてあったら准教授と思ってくださいね。

准教授とは

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助教(講師)の時に研究実績としてとても良い論文をたくさん書いて、教授に好かれたら准教授に昇格できます。具体的には教授が集まって会議をする教授会で審査されて決まるのですが、順調に准教授の席が空いたとしても准教授になれるのは30〜40歳頃ですね。

主な仕事内容は・・・

  • 自分の専門分野の授業する
  • 研究をする

の2つで、准教授にもなればどの大学も自分の研究室が持てます。

そして、給料は年収800万程度。ここまで来ればもう高収入のエリートと入れるでしょう。さらに准教授になってようやく終身雇用という大学が多いです。(これまでの役職は3年などの任期つき雇用。)

また、先ほども説明しましたが、助教授という言葉に聞き覚えはありませんか?

2006年までは助教授という名前だったのですが、実際の仕事内容は独自に研究をしたり、授業を持ったりと教授とほとんど同じ。

教授を助けるという意味の助教授よりは教授に近いという意味の準、准教授のほうが良いだろうと思ったのでしょう。助から准に変わりました。

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教授とは

次は待ちに待った教授です。准教授になるのと同じで論文数・質、出版した本などの研究実績を元に教授会で審査されて昇格します。

ただ、どの点を評価するかは大学によって大きく違っていて、名誉教授の息子など、コネもある程度関係してきますね。

なので、一概にこれをすれば絶対に教授になれるという条件はありません。ちなみに、教授のお仕事は自分の専門分野の研究と授業の2つです。

また、教授はとても人数が少ないんですよ。なんと、その人数は約7万人。

えっ、多いじゃんと思ったかも知れませんが、サラリーマンだと3500万人、なるのが大変な医者でも30万人くらいです。教授はとても少ないですよね。

さらに、講座制の大学では一つの講座にそれぞれ1人の教授・1人の准教授・2〜3人の助教がいて、1つのグループになっています。講座制ではそれぞれの繋がりも強いので、研究実績もあり、論文もしっかりと書いていたら、教授が定年で辞めるのと同時に

准教授が教授に→助教が准教授に→公募やポスドクから助教に

という流れで昇格していきます。

ただ、教授は終身雇用で定年退職まで席が空くことはないので、准教授になってから何十年後にやっと教授になれます。なので、良い研究実績があったからといって、すぐに教授になれるわけではありません。実際に、教授になる人の年齢は45歳くらい。

でもその分、年収は1100万円くらいあります。これだけ貰えれば教授を目指すのも悪くないと思ってしまいまが、私たちからすれば面倒な論文をたくさん書いたり、良い研究実績を残さないなの嫌だなぁ〜と思いますよね。

実は、論文をたくさん書いたりしなくても教授になる方法はあるんです。それは何かの分野で優れた知識・実績を残すこと。

今では教授になるには博士号を取ることが必ず必要という考えがありますが、法律で義務づけられているわけではありません。また、大学設置基準では教授は「特に優れた知識・経験を有するもの」となっています。

なので、大学では有名な経済評論家やコメンテーター、大企業の重役の人を教授・准教授にすることがあるんです。

このシステムで教授・准教授になった人を・・・

  • 客員教授、客員准教授
  • 特任教授、特任准教授

と言います。(さすがに、その分野のすごい方を非常勤講師と言うのも失礼なので、この言い方になったのでしょう。)

ただ、唯一、教授・准教授と違うのはフルタイムで働かなくていい事と雇用に期限がある事ですね。契約の期限が過ぎれば辞めることになります。

また、よくテレビで有名人のプロフィールに〇〇大学教授と書いてあって、この大学に行ったら会えるのかなと思った事はありませんか?

このようにたくさんの生徒を大学に呼ぶことを目的として、有名人を教授にすることもあります。

教授と准教授の違い

今まで准教授・教授について紹介してきましたが、それぞれの仕事内容をもう一度見てみると・・・

  • 准教授・・・自分の専門分野の研究・授業
  • 教授・・・・自分の専門分野の研究・授業

えっ、同じじゃん!って思いますよね。でも、明確な違いはしっかりあります。

まず、教授は研究の方向性を決めたり、予算を決めたりする大学の運営に関わります。

それに対して准教授は研究室の具体的な業務の責任者なんです。

つまり、自分の専門分野の研究・授業をするお仕事ですが、教授は大学の運営にも関わり、准教授は研究の実務に責任を持つという違いがあります。

名誉教授とは

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さて、よくテレビで聞く名誉教授ですが、これはその大学の教授だった人が定年後にもらえる称号です。

定年退職したら誰でももらえるというわけでなく、すごい功績を残した人にだけ渡されます。例えば、名古屋大学では名誉教授の条件に・・・

  • 教授としての勤務が7年以上
  • 教育上または芸術上特に功績を残した人

となっています。ちなみに、今までに名誉教授を称号を受け取った人は978名もいて、意外に多いなという印象を受けましたね。

また、教授と書いてありますが、授業をすることはありません。もちろん、大学で仕事をしたいるわけではないので給料はもらえませんし、賞金などもありません。名誉がもらえるものだと思ってください。

最後に

大学の役職をまとめると

助手 授業は持たなくて実験の手伝いや整理整頓をする
助教 授業は持てるが、自分の研究室はない
講師 准教授とほとんど同じで、大学によっては自分の研究室が持てる
准教授 自分の専門分野の研究・授業
教授 自分の専門分野の研究・授業、大学の運営

こうなります。

最初は大学の教授・准教授と聞くと授業が主な仕事というイメージでしたが、どちらかと言うと論文を書いたり、実験をしたりと研究がメインなんですね。

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