良いレポートの書き方は4つの構成で!大学生の見本と共に解説! 

夏休みや冬休みの宿題で出るレポート。そして大学生になったら何枚も書かされるレポート。とにかく学生はレポートを書く回数が多いですよね。

先生
1ヵ月後に必ずレポートを提出してください。提出しないと卒業できませんよ!

生徒
よし、今から始めて早めに終わそう!

生徒
あれ?でも書き方なんて知らない。どうしよう(;´∀`)

このように、レポートが課題なのに先生から一度もレポートの書き方なんて習っていませんよね。言われるのはコピぺ禁止、無断転載禁止くらいだと思います。

なので、ついつい適当に書いて終わらせてしまう。でも、レポートは型さえ守って書けば簡単に良いレポートができるんです。今回はそんなレポートの書き方・構成を実際の例を紹介しながら教えていきます。

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そもそもレポートって何?

レポートを書く前にそもそもレポートとは何か、何を目的に書く文章なのか知らない人も多いのでないでしょうか?

実は辞書でレポートと引いてみると・・・

レポート【report】

  1. 実験・調査の報告書
  2. 状況や現状を報告する事

となっています。コレを見たら多くの人がレポートとは調べたことをまとめた物と思いますよね。でも、調べたことをまとめた文章はただの情報収集。情報をまとめたサイトや本などは既にたくさんありますよね。

つまり、たくさんの情報を1つにまとめただけの文章ではレポートとは言えません。大学で求められるレポートとは調べたことをもとに自分の意見・主張を報告する文章です。

最初はレポートの書き方を教わっていないので、自分の主張を書いちゃって良いの?って戸惑ってしまいますが、良いレポートは必ず自分の主張が明確に書かれています。なので、積極的に自分の主張を書くようにしましょう。

良いレポートが書ける4つの構成!

では、どうやったら良いレポートが書けるのか?よく聞くのは「序論」(問い立て)→「本論」(問いに答えるプロセス)→「結論」(答え)ですが、これだけだと具体的に何を書けば良いのか分かりずらいと思います。

そこで、より簡単に論理的に書きやすくなる構成を紹介します。それは・・・

  • 問題提示
  • 意見提示
  • 展開
  • 結論

の4つ。この型さえ守って書けば意味の分からない文章になったり、途中から内容がズレるといった文章にならずに、論理的な良いレポートが書けます。

それでは、具体的にそれぞれの型ではどんなことを書くのかお手本のレポートと合わせながら見ていきましょう。

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問題提起

 
Kindle や kobo といった電子書籍リーダーやタブレット、スマートフォンの普及により、以前は紙ベースでしかなかった読書スタイルの多様化が進んでいる。Apple 社の iPod やSony のウォークマンなどの出現により、音楽がデジタル化されて、何千曲という音楽を持ち歩くことができるようになり、これをきっかけに、音楽を聴く習慣自体が変わり、CD やMD が比較的ニッチなメディアという周縁的な存在になっているという現象が起こりつつある。こういった現象がいつか読書の世界にも訪れるのだろうか。

しかし、私は紙の本の方が読書に向いていると考えた。このレポートでは、2 節で五感、3 節でインテリアデザイン、4 節で定着度の面から紙の本の利点を述べていき、5 節で結論として、紙の本の方が読書に向いている、かつ、本の内容がより定着するということを主張する。・・・・

※お手本レポートの出典元 最優秀賞:漆間 智美「紙の本と電子書籍」

問題提起ではテーマに関する問題を取り上げて整理する部分です。この構成は全体の10%くらいが好ましいでしょう。

先生からテーマや問題が決められている場合はそれが正しいのか、正しくないのか疑問を投げかけます。では、見本のレポートの問題提起はどの文章か分かりますか?正解は・・・

  • CD やMD が比較的ニッチなメディアという周縁的な存在になっているという現象が起こりつつある。こういった現象がいつか読書の世界にも訪れるのだろうか。

の部分。このレポートでは最初にタブレットやスマートフォンの普及によってデジタル化が進んでいるという問題点を整理しながら、最後には「こういった現象がいつか読書の世界にも訪れるのだろうか。」と問題を投げかけていますよね。

意見提示

意見提示の書き方は問題提起で挙げた問題について自分が「はい」と「いいえ」のどちらの立場を取るのか明確に示します。「しかし、私は紙の本の方が読書に向いていると考えた。」から始まる段落が意見提示ですね。

より論理的に書くポイントは「確かに~しかし」を使う事。

見本のレポートでは最初の段落で音楽がデジタル化して何千という曲を持ち歩けるようになった。すなわち、確かにデジタル化によって音楽は便利な物になったと書かれています。でも次には、しかし、私はデジタル化した本より紙の本のほうが良いと書かれていますよね。

このように、「確かに~しかし」で自分の意見を提示するとより論理的な良いレポートになります。ただ、次の「展開」の構成で具体的な根拠を書くので、「しかし」の後は自分の意見を提示したり、次にどんなことを書くのか紹介する程度の文章しか書かないようにしましょう。→目安は全体の30~40%くらい。

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展開

展開の書き方は提起した問題についてどうして「はい」なのか「いいえ」なのか、その具体的な根拠や経緯を書いていき読者を納得させます。

レポートの書き方で大切なのは予想や推測ではなく、きちんとした裏づけやデータ。きちんとした数値やデータがないレポートだとただの仮説で終わってしまいますよね。この部分はレポートのメインにもなってくるので全体の50%を目安に書くようにしましょう。

4.定着度
紙の本の利点として、内容が記憶に残りやすいという点が挙げられる。これは、ノルウェーのスタヴァンゲル大学で、アン・マンゲン氏によって実験が行われている。(Want toRemember What You Read? Switch to Paper Inc. Laura Montini 訳:伊藤貴之)この実験の内容は次の通りだ。50 人の被験者に 28 ページの短編小説を読んでもらう。被験者の半分は kindle で、残りの半分は紙の本で読み、重要なシーンをどれくらい思い出せるかのテストを実施した。テストの結果は、次のようなものだった。「物語の背景」、「登場人物」、「ストーリーの詳細」に関する設問に関しては、どちらのグループも同程度の成績が得られた。
しかし、物語中の出来事が発生したタイミングを尋ねた設問に関しては違った。電子書籍で読んだグループは、14 のストーリーイベントを正しい順序に並べるテストにおいて、紙の本で読んだグループと比べると、著しく悪い成績を示したのだ。この結果に関して、実験を行ったアン・マンゲン氏は、「物語の進行に合わせて紙をめくっていくという作業が、一種の感覚的な補助となります。すなわち、触覚が、視覚をサポートするのです」と述べている。ページをめくっていくという感覚的な刺激と、本の中で発生した出来事のタイミングとがリンクして、より本の内容を強く印象付ける作用を及ぼすのだろう。これによって、紙の本で読書した場合の方が、内容の理解度も、記憶の定着度も増すのだと考えられる。

※お手本レポートの出典元 最優秀賞:漆間 智美「紙の本と電子書籍」

実際に見本のレポートでは「五感」、「インテリアデザイン」の観点から紙の本のほうが良いという根拠を述べて、定着度のところでは紙の本は物語の進行とともにページをめくっていく感覚がデジタルの本より内容を印象づけるという実験のデータが書かれています。

このようにしっかりとデータがあると紙の本のほうがデジタルの本よりいいなと思ってしまいますよね。

結論

結論の書き方は今まで書いてきた具体的な根拠をまとめて、最後にその問題に「はい」か「いいえ」かしっかり自分の主張を報告します。見本のレポートでは脳に与える刺激が紙の本が多く学習面でも良いとまとめて、最後には紙の本のほうが優秀であるとしっかり自分の意見を書いています。

ただ、結論の書き方で注意したいのが作文や読書感想文などでよくあるのが曖昧な主張努力していくで終わらせてしまう事。

ダメな例
デジタルの本のほうが良いという考えも正しい。ただ、私は紙の本のほうが良いと思う。

レポートには同じ問題でもしっかりとした裏づけ・実験のデータがあれば、どの主張も正しいと言えます。なので、「こんなに言い切って良いのかなぁ~」と思うくらいしっかりと自分の意見を主張するようにしましょう。

最後に

良いレポートの書き方は・・・

  • 問題提起
  • 意見提示
  • 展開
  • 結論

の4部構成でした。レポートを書くのは面倒でついつい提出期限ギリギリになってから始めてしまいますよね。でも、何も考えずに書き始めると必ず論点がズレたレポートになってしまいます。

なので、必ず書き始める前にノートに「問題提起ではこの事を書こう」、「展開ではコレとコレを書こう」と事前に構想を練ってから書くようにしましょう。

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