私立高校と公立高校の違い!設備はどっちがいい?校則は?
中学3年生は高校受験でどこの高校に行こうか迷いますよね。
私も高校受験では志望校が1つに決まらなく最後までどこの高校に行くか悩んでいました。
また、高校では私立高校と公立高校に分かれるけど何が違うのか分からないと思います。
ですので、今回は私立高校と公立高校の違いについて分かりやすく説明していきます。
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学費
すでに私立高校と公立高校では学費が違うことは知っていると思いますが、実際にどのくらい違うのか知らないと思います。
学費のことも考えずに高校を選んでしまうと親に大きな負担がかかってしまうので、しっかりと確認しておきましょう。
私立高校
授業料・・・30万円(一年で2回払います)
施設費・・・10万円
その他・・・10万円
高校一年生の学費合計・・・100万円
公立高校
授業料・・・原則無償(県によっては月9900円かかります)
その他・・・15万円
高校一年生の学費合計・・・20万円
※これはあくまで平均的な金額なので詳しくは高校のホームページで確認するようにしてください
このように私立高校と公立高校は学費が大きく違って約80万円以上の差があります。
私立高校は県によっては、補助金として公立の授業料約9900円分の援助が出ます。
また、これには制服代の10万や教科書代、カバン、PTA会費などは含まれていないのでもう少し学費はかかります。
教員の異動の有無
私立高校と公立高校では教員の異動に違いがあります。
私立高校はその高校が先生を雇うので、基本的に先生の異動はなくて何十年もその高校で働くことになります。
なので、公立中学のようにお気に入りの先生が異動してしまったり、自分と合わない先生が異動でいなくなることはありません。
しかし、公立高校は県がその先生を雇うため平均で3年で教員が異動します。
公立高校の先生は3年が経つと異動を希望するか、どこに異動したいか、異動は希望しないが異動になった場合どこの地域が良いか、などの自分の意見を記入して校長の判断や教育員会などによって異動が決まります。
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校則の違い
私立高校は平均的に見て厳しくて細かい校則があります。
実際の私立高校の校則には・・・
- 染めたり、長い髪の毛、髭を生やす禁止
- 制服の着くずしの禁止
- アルバイト禁止
- 化粧禁止
- 恋愛禁止
細かい校則では・・・
- セーターやカーディガンのみでの登校は禁止
- セーターなど腕まくり禁止
- 冬服期間は必ずブレザーを着るか、カバンに入れて持ってくる
などがあります。
また、抜き打ちで頭髪や制服の検査があったり、髪を染めて登校すると家に帰らされることもあります。
それに比べて公立高校は髪を染めるのは禁止、制服着用や身だしなみの校則はあるが、アルバイトをしても良かったり、免許が取れるなど細かい校則なく、比較的ゆるい所が私立高校とは違います。
私立高校は処分が重い
そもそも私立高校は生徒から集めた学費で運営していて、公立高校は県や市が設置して税金によって運営するという違いがあります。
そのため、私立高校では生徒が集まらないと潰れてしまうので、大学などの進学や就職の実績などを出して生徒を集めています。
私立高校は少しでも悪い評価を受けることを避けるため、法に触れる行為などをする生徒や問題を起こす生徒はすぐに退学の処分になります。
実際に私の高校でもアルバイトをしていただけで退学になって生徒もいました。
しかし、公立高校は県や市で運営されているので、できるだけ退学の処分はしないで指導だけで終わらせようとします。
教員の質
公立高校は、初任者研修などさまざまな研修が教員に義務付けられています。
また、夏休みには服務研修や人権研修などさまざまな研修の機会が与えられ教員の質を高めています。
しかし、私立高校の実態として人件費削減のために約4割の教員が非正規です。
非正規の教員は教員になったばかりの人が多く、授業経験やいろいろな研修を受けていないため、非正規の教員が多い私立高校より、非正規の割合が低い公立高校のほうが教員の質が良いと言えます。
ただ、私立高校でも夏休みなどに先生の研修があったり、進学校や偏差値の高い私立高校や特進クラスなどは専門的で優秀な先生を多く集めています。
設備の違い
私立高校は公立高校よりも学費が高いため設備に費用が回せて、より多くの人を集めたいため、できるだけ設備をよくしようとします。
だいたい7割以上の私立高校が学食があったり購買部などがあります。
実際に私が通っている私立高校では・・・
- ホッケー場やサッカー場、アメフト上などのたくさんのグランド
- パンやラーメン、ポテトなどが食べれる大きくて綺麗な食堂
- ペンやノートが売っている購買部
- プロジェクターを使った授業
- 冷暖房を全教室完備
- 移動用エレベーター
など、設備がとても充実しています。
しかし、公立高校ではその県の地方自治体が多くの高校を運営しているため、設備に費用をかけられず私立高校よりも設備が悪い高校が多いです。
最後に
私立高校と公立高校では学費、異動の有無、校則の違い、処分の重さ、教員の質、設備の良さの計6つの違いがあります。
また、高校は人生で1回しか選べなくて、その後の人生にも大きく関わってきます。
なので、自分がどのような高校生活を送りたいか、そのためには私立高校と公立高校のどちらが良いか、よくお考えて悔いの残らない高校選択をするようにしましょう。
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