修士と博士の違いを徹底解説!!就職に有利なのはどっち?
「修士と博士って何が違うの?」
修士や博士ってよく聞くけど何が違うのか、よく分からないですよね。
特に大学院に進学しようか迷っている人は気になっているか思います。
また、修士・博士の違いで、将来、就職する会社によっては有利になる場合があり、進級する速さや給料の高さに違いが出ることもあります。
このように、知っておいたほうが良い、修士と博士の違いはたくさんあります。
ですので、今回は修士と博士の違いを詳しく徹底解説していきます。
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修士と博士の違い
修士と博士はともに大学院で与えられる学位の名前の事を言います。
また、修士と博士の他に「学士」という学位がありますが、それは大学を卒業すると同時に与えられます。
修士や博士を分かりやすく言うと、大学院での階級のような物になります。
学士になって一定の条件をクリアして修士に、修士になって一定の条件をクリアして博士になります。
その一定の条件には学習期間・単位数・論文の提出の3つがあります。
修士とは
修士の学位を取るための条件は・・・
- 2年間の大学院での学習
- 30単位以上の取得
- 修士の学位論文の提出
となっています。
修士になるための2年間の大学院での学習のことを一般的に修士課程と言います。
また、大学院に入るためには大学を卒業しているのが条件のため、学士の学位が必要になります。
修士の学位は大学と同じで単位を取ることがメインとなっていて、たくさんの授業を受けることになります。
そのため、単位を取ることがメインの修士の学位は比較的取りやすく、無事に修士の学位が取れたら「~博士」または「マスター」と呼ばれます。
また、修士の学位論文には審査があって、通らないと博士の学位を取ることはできません。
博士とは
博士の学位を取るための条件は・・・
- 3年間の大学院での学習
- 12単位の取得が必要
- 博士の学位論文の提出
となっています。
修士課程と同じく、博士の学位を取るための3年間を博士課程と言って、大学院に入ってから博士の学位を取るには最低でも5年間はかかります。
また、博士の学位を取るには修士課程を修了しているという第一条件があります。
修士は単位がメインでしたが、博士は修士とは違って論文がメインになります。
そのため、博士を目指している人は、大学に提出する論文や学会に提出する論文など、大学が指定した数の論文作成に没頭することになります。
さらに、博士になるための学位論文も審査があって、通らないと博士の学位をとることはできません。
修士とは違って博士の学位を取るのは難しく、無事に取得すると「~博士」または「ドクター」と呼ばれます。
大学によっては修士課程の事を「博士前期課程」、博士課程の事を「博士後期課程」と呼ぶことがあります。
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就職では修士が有利!博士が不利に?
修士の学位を取ったら博士を目指す人と卒業して就職する人に分かれます。
修士の学位を取ってから就職活動する人は、大学卒業の人に比べて就職しやすくなります。
それは、日本の企業はある程度、知識のある人を雇い、会社で働く中で教育していくという考えがあるためです。
そのため、修士の学位を取ると企業に就職しやすくなります。
反対に博士はたくさん研究するため、ある分野の専門家になって、博士の学位を取る頃には20代後半・30代になっています。
そのため、会社の分野に合うように教育していく時間はありません。
また、就職できる会社は、研修してきた専門分野をやっている会社となり、募集しているのは極一部になります。
そのため、企業に就職するのは難しくなります。
ただ、博士の学位を取れば大学の先生になれるので、大学教員や国の研究者になる人がたくさんいます。
博士の学位を取ると就職は難しいと説明しましたが、自分の研究分野の会社に就職できた場合、たくさん研究してきた分、進級が早かったり、給料が高くなる傾向があります。
まとめると、修士は多くの企業や業種に募集できます。反対に博士の就職先は少ないけど、今まで研究してきた分野の会社には就職しやすくなります。
なので、博士の学位を取ったほうが就職しずらいと感じると思います。
最後に
修士と博士の違いとして、修士は単位をメインとして、博士は論文をメインとします。
また、
- 学位を取るための単位数
- 就職のしやすさ
- 大学院での学習の期間
- 修士はマスターで博士はドクター
- 修士は取りやすいが博士は取りずらい
の6つの違いがあります。
大学院によっては個別の入学資格審査で認められたら、高校卒業から大学院に入って、修士や博士の学位を取れることもあります。
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