飛行機がバックできない理由!後進すると墜落事故の原因に?

飛行機に乗るときには、ほとんどの空港で最初にバックをしてから離陸をすると思います。

でも、車みたいに飛行機自身がバックをしていると思っている人は多いのでないでしょうか?

なので、今回は飛行機自身はバックできるのか、またバックしない理由について解説していきます。

また、最後には飛行機のバックが原因による事故を2つ紹介します。

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飛行機はバックしてる?

今の日本では、飛行機はバックしていません。

でも、出発前には1度バックして、方向転換していますよね。

実は、それはトーイングカーという車で飛行機を押しています。

飛行機を離陸できるように滑走路まで方向転換するために、バックする事をプッシュバックと言って、

エンジンをつけたままの飛行機を地上で前方方向に移動させることをトーイングと言います。

※実際のプッシュバックの映像がこちらです。

ちなみに、飛行機をバックさせたり、トーイングを行う時にはトーイングカーとトーバーという棒で飛行機を繋げています。

私はトーインクカーから棒が出てきて、繋げているとずっと思っていたので驚きました。

また、トーバーを使っている時に飛行機のハンドルが回ると、トーインクグカーが激しく動きとても危険になるので、飛行機はハンドルの操作から車輪が動かないフリーの状態になっています。

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飛行機がバックできない理由

現在は飛行機自身はバックしないで車に押してもらっていますが、飛行機自身はバックが出来ないの?って思いますよね。

実は、飛行機自身もバックすることは可能です。

では、なんで車に押してもらっているのか?

それは、飛行機がバックすることがとても危険だからです。

通常、飛行機はバックするために、エンジンを逆噴射します。

でも、逆噴射と言ってもよく仕組みが分かりませんよね。

なので、まずはこちらの動画をご覧下さい。

エンジンの後方に蓋をして、前方に空気を流れるようにします。

(正確には、エンジンの下の蓋を開けて斜め前方に空気が通ります。)

つまり、前に進む時には後ろに空気が流れるようにして前進して、

バックをする時は蓋をする事で蓋が壁となり、前に空気が流れて後進します。

ただ、この逆噴射を利用して後進している時のパイロットは後ろが見えていません。

なので、とても危険になります。

また、斜め前に空気を流すためホコリや雪など様々な物が飛んだり、エンジンの中に入る危険もあります。

なので、今の日本では逆噴射を利用してバックすることが禁止されていて、車を使って押しています。

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飛行機の逆噴射によって起こった事故

今では、ほとんどの航空で飛行機がバックするための逆噴射は禁止されていますが、これには昔に起こった事故が関係しています。

今回はアメリカと日本で起こった逆噴射が原因の事故を2つ紹介します。

エア・フロリダ90便墜落事故

これは1982年1月13日、離陸直後に橋にぶつかって川に飛行機が墜落した事故です。

原因はいくつかありますが、その中の1つが飛行機のバックと言われています。

当時、1月ということもあり多くの雪が降っていました。

そのため、離陸するために飛行機を動かす車がスリップして動かす事ができませんでした。

なので、飛行機はバックするために逆噴射を行いましたが、結局90秒以上やっても動かなかったので断念しました。

結果としては、飛行機を動かす車にチェーンをつけて飛行機をバックさせました。

ただ、この飛行機は90秒以上バックするために逆噴射を行ったので、地面にあった氷・水・雪を飛ばし、機体にたくさんの氷・雪・水をつけたまま離陸することになりました。

氷や雪が機体についただけで墜落するはずがないと思うかもしれませんが、当時の飛行機は翼の主翼前緑部という所に僅かな雪や氷があるだけで、離陸のときに急激な上昇につながり、

それによって失速にもつながるという特性を持っていました。

なので、離陸前に行った逆噴射が墜落事故の原因の1つと言われています。
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2,日航逆噴射事故

実は日本でも逆噴射による墜落事故が起こっています。

これは、着陸時に急降下した事で海に墜落した事故で、

その飛行機の操縦士が心身症と言われるストレスの影響が体に現れる病気と分かっていながら、操縦を任せたことが大きな原因となっています。

操縦士は着陸の直前に操縦桿(そうじゅうかん)を前に倒し、4基あったエンジンの内2基を逆噴射して急降下しました。

異変に気づいた副操縦士は直ちに操縦桿を上にして、上昇しようとしましたが間に合わず墜落してしまいました。

最後に

日航機逆噴射事故では亡くなった方が24名、重傷者が95名と言われています。

少し暗い話になってしまいましたが、まとめると飛行機はバックすることはできますが、

安全のために車を使って押してもらいます。

また、着陸時には飛行機の減速のために今でも逆噴射を利用しています。

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