手足口病で保育園は休むべき?いつから登園するの?!

手足口病は、口の中や手足などに2~5mm程度の水疱性の発疹(水ぶくれのような小さな発疹)が出るウイルスの感染によって起こる感染症です。

一年中感染する危険があるものの7月が流行のピークです。

例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。

お子さんが手足口病に感染したら、病状の心配はもとより、

「保育園に通わせてほかの園児にうつしちゃうかも?」

「登園は法律で禁止されているの?」

「何日休ませればいいの?」

働くお母さんは、お子さんを保育園に預けられないと、ご自身のお仕事にも影響しますから不安は尽きませんよね?

そんな不安が少しでも和らぐようにと思いを込めて情報を提供したいと思います。

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手足口病は人にうつる!?

手足口病は、飛沫感染や接触感染、糞口感染(便のなかに排泄されたウイルスが口に入って便器やドアノブを触った手を通して経口感染する)します。

乳幼児が集団生活している保育園や幼稚園では、子供たちの生活距離が近く濃厚な接触が生じやすい環境であることに加え、原因となるウイルスに感染したことがない割合が多く、感染した子供の多くが発病してしまいます。

衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団生活施設では施設内の感染を防ぐのは難しいことです。

ほとんどの場合が軽症で治りますし、多くの子供が感染して免疫をつけていく病気なので特別恐ろしい感染症ではありません。

ただし、まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経系や心筋炎の合併症が起こりますので、よく子供を観察してあげましょう。

次のような症状が見られたら速やかに医療機関を受診してください。

  • 高熱が出る
  • 頭を痛がる
  • 視線が合わない
  • 呼びかけにこたえない
  • 呼吸が早くて息苦しそう
  • 水分がとれずおしっこが出ない
  • ぐったりしている
  • 顔色が悪い
  • 嘔吐を繰り返す

感染、発症した時、親御さんや、保育園の先生方が気を配らなければならないことは、口の中に発疹ができた場合痛みにより食事がとりにくいので、刺激にならない柔らかいものを食べさせること、水分補給してあげることです。

また、感染防止のため、こまめな手洗い、タオルは共有しない、排泄物や汚れた衣服の適切な処理を心がけてください。

大人でも免疫がついていないウイルスに感染すれば手足口病にかかることがあります。

多くの大人は、すでに原因ウイルスの免疫を持っていますが、まれに子供から感染してしまいます。

感染すれば社会生活や育児にも影響を及ぼしてしまうので、家庭内、園内に感染者が出れば、予防を徹底しましょう。

学校保健安全法によると

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手足口病に感染すると保育園に登園禁止となるのでしょうか?

学校保健安全法では、第18条で感染症を三つに分類し、第19条で出席停止の期間の基準を定めています。

第一種感染症/エボラ出血熱など

出席停止の期間の基準は「治癒するまで」です。

第二種感染症/インフルエンザ、プール熱(咽頭結膜熱)など

出席停止の期間の基準は感染症ごとに個別に定められています。

第三種感染症/コレラなど

「その他の感染症」として手足口病やりんご病などがあり、条件によっては出席停止の措置が必要と考えられます。

出席停止の期間は、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認められるまでです。

手足口病が分類される第三種感染症「その他の感染症」は、学校などで通常見られないような重大な流行が起こった場合に、その感染拡大を防ぐために、必要なときに限り、

校長が学校医の意見を聞き第三種の感染症として緊急の措置を取ることができる感染症となっていて、明確に出席(登園)禁止とは定められていません。

しかしながら、学校において予防すべき感染症の考え方として、感染病の拡大を防ぐためには患者は、

「他人に容易に感染させる状態の期間は集団の場を避けるようにすること」

「健康が回復するまで治癒や休養の時間を確保すること」

が必要であるとされています。

手足口病にお子さんが感染したら、ほかの園児に感染させないためにも、お子さんの休養のためにも自主的に保育園は休ませてあげたほうがいいですね。

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何日休む?登園はいつから

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各保育園で独自に登園禁止期間が定められていたり、医師による登園許可証が必要なところもあるので、まず保育園に確認しましょう。

問題は保育園でも規定がない場合ですが、手足口病の症状は発症から7~10日間で治まりますが、便などにウイルスは3~5週間排出されます。

だからといって、約1カ月も保育園を休ませると子供もストレスがたまるでしょうし、日ごろ子供を保育園に預かってもらい仕事に出ているお母さんも長く仕事を休まなければなりませんよね。

症状が出ている7~10日間を過ぎれば感染力は低下するので、お子さんの全身の様子を見て、口内炎がなくなり食事がとれるようになり、発疹が乾き、元気も出てくれば登園させていいでしょう。

感染で免疫力が落ちている間は、別のウイルスに感染することもあるのでしっかり栄養を与えながら休養させてあげましょうね。

お子さんが回復期で、お母さんも仕事が休めない状態でも保育園による規定により登園させられない場合や、

お子さんのからだが気になる場合は、「乳幼児健康支援一時預かり事業」を利用するのもいいでしょう。

市町村補助事業として「乳幼児健康支援一時預かり事業」があります。

乳幼児が病気回復期で集団保育の困難な期間に、

病院や診療所、保育所に付設された専用スペースなどにおいて、一時的に預かってくれる事業で、保健師や看護師が配置されており、感染症も対象疾患となっています。

利用料は市町村によりますが一人一日2000円程度、食事代やおやつ代として別途300~500円が必要なところもあります。

預かり期間は、原則連続7日までですが、児童の健康状態についての医師の判断および保護者の状況により必要と認められる場合は7日を超えて利用可能です。

事前の登録が必要なところもありますので、お住いの市町村に尋ねておくといいですよ。

最後に

感染症に神経質になりすぎると、誰にうつされた、うつしたの論争になりがちですが、親御さんや先生方が注意を払っていても、子供たちが集団生活の中で遊んだりしながら感染してしまうのはやむをえないことです。

感染すれば、お子さんも親御さんも大変な思いをしますが、それによって免疫もできていくのです。

まるで感染源の犯人探しみたいな言動は慎むようにしたいですね。

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