お盆玉とは孫にあげるお小遣い?相場はどのくらいなの?

聞きなれない言葉、でもどこかで聞いたような言葉。

そう、新しくて、実は古い。

それが「お盆玉」の正体です。
 

お盆玉とは?

お盆の帰省時に、孫に上げるお小遣いのことです。

マルアイという文具会社が商標登録しています。

本来の言葉の由来は、江戸時代の山形地方で使われていたということです。

お盆休みに帰省する使用人に、主人が下駄などを支給し、「お盆玉」と言っていたそうです。

そもそも、山形に限らず江戸時代の住み込みの使用人は、これといった給料もなく有給休暇などあるわけもありません。

ただ、衣食住に困らないものだけ、という厳しいもの。

唯一の休みが盆と正月で、ここで休みをもらって実家に帰る際、主人からお小遣いか品物をもらっていました。

それが盆暮れの給与だったのです。

この名残が、残っているのが夏と冬のボーナス。

外国では、ボーナスとはよっぽど利益を上げたか、あるいは良い成績の人にだけ、不定期で出すものです。

日本のように定期的ではありません。

お年玉は習慣として残り、名称も続いたのに、なぜお盆玉はいったん消えたのでしょうか。

それは行事との関係でしょう。

お正月は仕事も一斉に休み。

みんなが帰省し祝う行事です。

その時、「今年も1年頑張れ」という意味が込められたのが「お年玉」。

しかしお盆は、そもそも7月か、8月か、とあいまいで統一性がありません

全国一斉のお年玉に比べて、お盆玉はいつの間にか消滅してしまった感がありますね。

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お盆玉、いつから始まった?

ただ、久しぶりに会う孫にお小遣いを上げることは、今も昔も変わらない気持ちでしょう。

それを「お年玉」に対抗する「お盆玉」として、マルアイが命名したのです。

で、マルアイは、いつ「お盆玉」を登録したのでしょうか。

それは、5年前、専用のポチ袋を売り出したからです。

「お年玉用ポチ袋」はかわいいものがいろいろあります。

でも、お盆のときあげるお小遣い用のポチ袋はありませんでした。

そこで、文具専門のマルアイが開発し、売り出したところ大評判。

ついでに名前も付けちゃった、というわけです。

確かに、白地のポチ袋で上げるより、それぞれの子供に合わせて選んだ袋だと、気持ちが通う気がします。

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お盆玉専用のポチ袋は?

お正月の格式ある袋に比べて、デザインも大きさもさまざま

子供に人気のキャラクターものもあります。

売場に行くとカラフルで、見ているだけで夏がきたー、と思わせてくれる楽しいものです。

「お盆玉」という言葉は商標登録ですが、ポチ袋そのものは、いろいろなメーカーが出していて、バラエティー豊かです。

いまや文具屋さんだけでなく郵便局でも販売されています。

ちょうど年金振込の日がお盆の時期ですから、引き下ろしにくるおじいさん、おばあさんの目にとまることを考えているのですね。

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お盆玉の相場はいくら?

お小遣いですから、それぞれのご家庭で考えればいいと思います。

でも、よそ様はどの位なんだろう、というのは、気になるところですね。

各種調査機関によると、どこも以下のような結果になっています。

  • 小学校低学年 1000~2000円。
  • 高学年 2000~3000円。
  • 中学生 3000~5000円。
  • 高校生 5000~10000円。
  • 大学生 10000円。

相場としては、お年玉と同額か、少し下回るようです。

ただ、お年玉以外のお小遣いはあげないとか、中学生になるまで現金はあげないなど、ルールを作っているご家庭もあるでしょう。

大学生でも、親元から離れていれば、少し高めに上げたいですし。

一概にいくら、とは言えないですよね。

親御さんと相談して決めるのがいいと思います。
 

「お盆玉」いつ渡す?タイミングは?

久しぶりに会えて楽しいときを過ごして、いよいよ帰るときに渡す、というのが、一般的でしょう。

でも、一緒に出掛けてお孫さんが何か欲しがったとき、「これで買いなさい」と渡すのもいいタイミングですね。

おばあさんに買ってもらった、ではなく、もらったお小遣いで自分の意思で買った、という感動はまた格別ですから。
 
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「お盆玉」なんと言って渡す?

お年玉は「今年一年頑張って」と、年初にふさわしい言葉をかけます。

お盆玉も「夏を乗り切ろうね」「秋からも頑張って」と、励ましの言葉とともに渡してあげたいですね。

できたら仕事を手伝ってもらって、「ごくろうさま」と渡すのも、忘れられないことになります。

働いて手にしたお金は、大切に使うでしょう。

孫にとって、おじいちゃん、おばあちゃんにお小遣いをもらうのは、とてもうれしいこと。

あげるほうも、お孫さんの笑顔が見られてニッコリ。

ぜひ、お盆玉で楽しい思い出を作ってください。

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 花輪恒雄

     お盆小遣いと言いました。私は山形県村山地方生まれで、今70歳ですが、子どもの頃に父や伯父・叔父からお盆小遣いをいただきました。今の若い年代では使わないとと思います。お盆玉は最近の言葉と思います。

    • By 小島

      コメントありがとうございます。

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